関節エコー検査への取り組み

リウマチ診療分野における関節エコーの重要性はますます高まって来ています。

関節リウマチにおいては、リアルタイムの滑膜炎の病勢をみることに特に有用で、予後予測にも有用と考えられています。最近では他のリウマチ性疾患の評価にも使われてきています。また、侵襲性がなく、検査費用も安いというメリットがあります。

 

2014年度の当院の取り組み

 

6月に、パリにて関節エコーのIntermediate courseを受講しました。

これは、EULAR(欧州リウマチ学会)に先駆けて3泊4日で行われた研修会で、合宿のような形で関節エコーに集中して勉強するものです。講師にはこの分野でトップの方たちが勢ぞろいしていました。

一緒に回ったグループの他の4人の先生は、国籍がスペイン、ベルギー、オランダ、サウジアラビアで、内3名は女医の方々で、バラエティに富み、それぞれの国の医療事情なども興味深く聞けました。

 

9月に、当院の2人の技師が、東京で開催された Academy of Imaging のワークショップに1泊2日にて参加しました。関節エコーの指導を行うのは日本を代表する方々で、大変勉強になり、刺激となったようでした。

 

10月には札幌の北海道内科リウマチ科病院にて、一泊二日にて関節エコーの研修を行いました。同院は、日本の関節エコーを牽引すると言って良い病院で、院長の谷村先生の御厚意にて行われました。成田先生をはじめとする技師の先生方もこの分野では御高名で、細かいコツなど、大変有益でした。また全国各地から来られている先生方の診療状況もお伺いすることが出来、夜の懇親会も大変楽しいものでした。

 

11月には、ボストンにて開催されたACR(米国リウマチ学会)にて、Advanced Musculoskeletal Ultrasound というワークショップに参加しました。スペインで研修された日本人の先生も参加されておられました。

 

当院では2013年にエコー機器を更新し、関節エコーに適した機器としています。

より正確な診断、治療のため、今後も技師ともども、研鑽を重ねて参ります。

 

 

 

hidamari

上荒屋クリニック概要
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内科一般・リウマチ膠原病科
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