お知らせ
この度、当クリニックでCT装置を TOSHIBA Alexion16 に更新いたしました。
患者様へは、これまでのCT装置より検査時間が短くなことや、画像が鮮明になりより正確な診断ができることなどのメリットがあります。
自治体検診について
(すこやか検診 白山市特定健診・長寿健診 いきいき健診)
当院では、金沢市・白山市・野々市市が実施する自治体検診(特定健診・がん検診など)が受けられます。対象となる方には自治体より「受診券」が配布されておりますので、受診の際に保険証とともにご持参ください。
年齢によって受けることのできる健診内容が変ったりします。詳しくは、自治体より配布されているご案内をご覧いただくか、上荒屋クリニック受付までお尋ねください。ご予約もお取りできますので、お気軽にお問い合わせください。
金沢市 すこやか検診 5月~10月
白山市 特定健診・長寿健診 6月~10月
野々市市 いきいき健診 6月~9月
上荒屋クリニック
新年明けましておめでとうございます。旧年中は多方面にわたり御指導、御鞭撻を賜りまして誠に有難うございました。職員一同、心より御礼を申し上げます。
2014年度の診療報酬改定は、大変厳しい内容でしたが、引き続き、基本的人権を尊重し、無差別・平等の医療理念を堅持しつつ、内科を中心とした総合診療の充実の他、リウマチ分野では専門的な先進医療の追及を心がけて参ります。
御期待に沿えるよう努力精進して参りますので、本年度も御支援の程宜しく御願い申し上げます。
日本リウマチ友の会石川支部より御依頼があり、6月1日に講演させていただきました。
演題項目は
RA発症の遺伝的要因と環境的要因
RAのサイトカインネットワーク
RAの診断
RAの治療目標
RAの活動性評価と寛解、低疾患活動性
RAの治療方針
EULAR(ヨーロッパリウマチ学会)の推奨治療(2013)
JCR(日本リウマチ学会)の推奨治療(2014)(予定)
生物学的製剤の比較
バイオフリー、ドラッグフリーの可能性
トファシチニブその他のシグナル伝達阻害薬
軟骨再生医療最前線
固い内容となりがちですが、流行語大賞やサラリーマン川柳なども引用しながら、なるべく平易にお話しさせていただいたところ、笑いの絶えない講演会となりました。
楽しく学んでいただけたなら幸いです。(*^▽^*)
当院の西野PT(理学療法士)が執筆した「関節リウマチ患者に対する新たな理学療法の展開」が医学雑誌「理学療法」2014年3月号に掲載されました。これは3月号の「特集:最近の関節リウマチ治療と理学療法」の1テーマとして書かれました。
生物学的製剤などの有力な治療法の開発、早期診断や治療指針の新たな確立など、RA治療はパラダイムシフトと言われる程劇的な改善を見せ、治療目標は寛解の維持となりました。理学療法においても、関節破壊により既に起こってしまった機能障害を中心に対応するのではなく、骨破壊や変形が起こる以前の早期介入により、その予防に寄与することも求められてきています。
当院では年に1度、医師が診察・X線検査を行う同日に、理学療法士、作業療法士が身体機能と生活状況を評価し、その結果に基づいてアドバイス、ホームプログラムの作製を行っています。ホームプログラムは、各自の状況に応じた関節可動域や筋力訓練、生活指導、補装具や自助具の作成などより成ります。簡便なエクササイズ、補装具、生活環境の変更、あるいは疾患に対する知識や自覚を持つことにより、同じ薬剤を使っていても、疾患活動性や疼痛が随分と軽減することがあります。薬物療法と異なり、経済的負担や副作用が少ない手段であり、今後はよりデータを集積し、有効性を明らかにしたいと考えています。
4月13日に石川県地場産振興センター新館にて、「リウマチ教室春の総集編」が開催されました。城北病院の村山隆司先生等の主催での患者さん向けの講演でしたが、私は、「最新のリウマチ治療戦略は?」及び「分子標的治療法(生物学的製剤など)とその注意点」の2パートにて講師を務めさせていただきました。リウマチ内科医師、整形外科医師、看護師、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカーがテーマ別に話した後、フリーで質問を受け付けました。来場された患者さんの数は100名を優に超えたようで、質問が多く、活発な会となったようです。中には、「iPS細胞やSTAP細胞でリウマチは良くなるのか、いつ良くなるのか?10年後か、20年後か?」など、時世を反映した難題?の質問もありました。盛況の内に終わり、参加された職員、患者のみなさま御苦労様でした。